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ざまみ便り

6月ウマチー

2015/7/31

カテゴリー:

2015年7月31日(金)

気温 32度前後

水温 29度前後

天気 晴れ

 

皆さんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?

今日で7月が終わり、明日から8月がスタートしますね!座間味村は毎日多くの観光客で賑わっています★みなさんの夏のご予定はもうお決まりでしょうか?

 

 

さて、昨日の7月30日は旧暦の6月15日であり、6月ウマチーという豊漁祈願の神行事が行われました。

それぞれの市町村で内容は異なりますが、今回私は、阿嘉島の6月ウマチーの様子を紹介したいと思います。

 

阿嘉島の6月ウマチーはスクドーイとハーレーが行われます。

スクドーイとは炭で体中を黒く塗った神の使い手役の島人が、大声でスクドーイ、スクドーイ、グルクンドーイ、グルクンドーイと叫び、豊漁を祈願します。

スクドーイ2.JPG

炭で体を黒くするのは、炭のように真っ黒なるほど、毎日海に出ているという意味があるそうです。

スクドーイ.jpg

またスクドーイ、グルクンドーイというのは沖縄の方言であり、アイゴの稚魚がいるぞー、タカサゴもいるぞーと呼びかけています。

IMG_0217.JPG

島人で神に捧げる祈りの唄を歌い、神の使いは鐘に誘われ付き人と海に帰っていきました。

 

 

その後はハーレーが行われます。

ハーレーとはお祈りの一環の伝統行事で、青年会が主体となってサバニに乗り、祈りの唄を唄いながら漕ぎます。

慶留間港.JPG

慶留間いびぬめー前.JPG

阿嘉島のメーヌ浜をスタートし、2周半したら、沖にある神人の船の周りを3周、そのまま慶留間港まで漕いでいき、また神人の船の周りを1周して、陸に上がります。

 

船を降りてからも祈りの唄を唄い、最後にウフガーと呼ばれる井戸まで行き、皆でお清めをします。

ゴール祈りの唄.JPG

一つ一つの行いに意味があり、その行いを先祖代々受け継ぐ姿はとても素晴らしく、これからも守り続けてほしいと強く願います。

 

 

皆さん、本当にお疲れ様でした!

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ブログ更新:松田