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ざまみ便り

島の勉強会開催!

2018/5/11

2018年5月10日(木)

天気:晴れ

最高気温:28℃前後

水温:23℃前後

 

はいたい!

GWは晴天に恵まれた沖縄地方ですが、ついに5月8日に梅雨入りしました。

とは言っても今日はお天気だったので、梅雨らしくない一日でした。

 

そんな晴天の下行われたのは、村民のための「島の勉強会」。

座間味野鳥club会長でもあり座間味村ホエールウォッチング協会事務局長でもある大坪弘和さんを講師に迎えて、島の動植物についての知識を深めるために高月山へ登ってきました。

 

参加者は7名。島の自然をもっと知りたい!と暑い中集まった島民たちです。

高月山登山道入り口で集合し、さっそく勉強会開始です。

開始直後から次々と名前を挙げられる植物の数々。みなさんメモを取ったり写真を撮ったりしつつ熱心に聞いていました。

講義.jpg

 

クワズイモ ↓

サトイモ科だが、毒性があるので名前の通り食べられません。大きい葉をトトロのように傘替わりに使いたくなりますが、茎や葉もかぶれるので注意が必要。

クワズイモ.jpg

 

ノボタン ↓

通常1本の縦に入る葉脈が5本もあるのが特徴的です。

ノボタン.jpg

 

テンニンカ ↓

天人花と書きます。こちらは葉脈が3本です。残念ながら付いていませんでしたが、桃色の花が咲きます。

テンニンカ.jpg

 

ゲットウ ↓

葉には殺菌効果があり、沖縄ではお料理を包んだり下に敷いたりして使われることもあります。葉も花も良い香りがします。

ゲットウ.jpg

 

ハゼノキ(島の言葉ではハジギ) ↓

ところどころに赤い葉が混じっています。かぶれるので触らないように注意が必要。

ハゼノキ.jpg

 

コンロンカ ↓

白い部分が花びらのように見えますが、これはガクで真ん中の黄色い部分が花です。

コンロンカ.jpg

 

キョウチクトウ ↓

大気汚染や乾燥に強いので街路樹に利用されることも多いが、毒性がある。子供が実を食べてしまう事故もあるそう。触るだけでもかぶれます。花言葉:危険な愛

キョウチクトウ.jpg

 

シラタマカズラ(木の幹に巻きついている植物) ↓

白い実はふわふわしてるのかな?というみなさんの予想に反して固くてつるんとしていました。「味がない!」そうです(観光協会職員木村談)。

シラタマカズラ.jpg

 

ナンゴクネジバナ ↓

名前の通りねじねじしてます。

ナンゴクネジバナ.jpg

 

コモウセンゴケ ↓

食虫植物。葉の粘液で小さな虫を捕獲します。触るとねばねばしていました。

コモウセンゴケ.jpg

 

ギーマ ↓

実が熟すとブルーベリーのような色になって食べられます。まだ時期が早いようですが「甘酸っぱい!」そうです(観光協会職員木村談)。

ギーマ.jpg

 

チガヤ ↓

白い部分には血止めの効果があります。

チガヤ.jpg

 

オジギソウ ↓

大坪さん曰く、「座間味ではここ(高月山展望台駐車場の一角)にしかない」そうです。触れられると葉を閉じるという性質があります。みなさん子供のようにつついて楽しんでいました。

オジギソウ.jpg

 

その他にもモクマオウ・オオムラサキシキブ・オオバギ・ムラサキカタバミ・ノカラムシ・ソウシジュ・オオシマコバン・サルトリイバラ・タイワンクズ・ホウロクイチゴ・キキョウラン・フキ・ソテツ・シバニッケイ・・・・・・などなど。

 

植物だけでなく、蝶や鳥もたくさんいました。(じっとしてくれないので写真はありません・・・・・・)

ツマムラサキマダラ・・・青地に白い点の模様が入っていてプラネタリウムのように綺麗な羽を持っている蝶。

アオスジアゲハ・・・青い部分が透き通っていてステンドグラスのような羽をもつ蝶。

ナミエシロチョウ・・・海の上を飛んでいるのをよく見かけます。

リュウキュウアカショウビン・・・姿を見せてくれることはほぼない。「ピュルルルルルルル」という特徴的な鳴き声をもつ鳥。

ウグイス・・・「ホーーーケキョ」「ホーー……ホケ?」とちょっと下手な鳴き声がよく聞こえていました。

 

・・・・・・と、ほんの2時間ほどの勉強会でしたが盛りだくさんの内容でした。

一日だけではとても覚えきれませんが、今回の勉強会をきっかけにもっともっと島のことを知っていきたいと思います。

 

このように座間味では海だけでなく山も楽しめます♪汗をかいて登った頂上からの眺めも格別です!

まもなく夏本番の座間味で、みなさまのお越しをお待ちしております!

眺望.jpg

 

ブログ更新:小西