座間味島 阿嘉島 慶留間島
村民の皆さま、並びに本村でお正月を迎えられた皆さま、あけましておめでとうございます。
座間味村長の宮里哲でございます。
令和六年の新春を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。
令和二年から約三年間にわたり世界中で猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に感染症法上の「第5類」に移行し、「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に転換したことで社会経済活動がほぼ正常化されました。国内においては経済状況も回復基調に転じてきており、本村も同様に、入域観光客数がコロナ過前の水準まで戻ってまいりました。
この間、船舶運航ダイヤの変更や検温、各種行動制限など村民の皆様をはじめ多くの方々にご不便をおかけいたしました。また、新型コロナウイルス感染症対策に関する多くのお願いごとに対しご協力いただきましたこと、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
昨年5月以降はコロナ関連の規制から解放されたことで本村においても「座間味ヨットレース」や「サバニ帆走レース」そして「村民大運動会」等を開催することが出来、多くの皆様にご参加いただきました。
コロナ過を耐え忍んで各種事業の開催にご尽力いただいた皆様のたくましさに接し、また、ご参加くださいました皆様が笑顔で楽しんでいる姿を目にしたときには感慨深くこみ上げるものがありました。
また、村の子供たちも勉学だけではなく陸上競技やサップ競技などスポーツにおいても素晴らしい成績を収めており、とても素晴らしいアフターコロナの幕開けの年となりました。
その一方で、近年は国内においては超高齢化社会が到来し人口急減からくる労働環境の変化、海外での戦争や紛争の泥沼化、そこから派生する物価高騰など、目まぐるしく厳しい社会情勢となっており、本村も例外ではありません。このような厳しい状況においても、私は、「すべての村民の皆様にやさしい村づくり」、「若者が夢を持てる地域づくり」は、行政運営の根幹であることを常に肝に銘じ、これからも積極果敢にそして粉骨砕身取り組んでまいる所存です。
今年は、3年間のコロナ過や昨年8月に甚大な被害をもたらした「台風6号」を踏まえ、行政サービスの更なる充実や、災害に強い村づくりそして新たな産業の創出など座間味村のさらなる高みを目指し職員一同尽力してまいりますので村民の皆様には引き続きご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
辰年は「変化」「機会」「成功」の年といわれております。「変化」を恐れることなく歓迎し行動を起こすことで「機会」を逃がさず「成功」を勝ち取る年にしたいと思います。
皆様にとりまして、新しい年が幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶と致します。
令和6年1月1日
座間味村長 宮里 哲