
12月24日中央環境審議会により慶良間諸島の国立公園指定が了承され、石原環境大臣に答申されました。これにより、座間味村と渡嘉敷村から成る慶良間諸島が、全国で31番目の国立公園になります。新規指定は27年ぶりのことで、多くの生き物を育むサンゴ礁、ウミガメやザトウクジラの集う海が高く評価されました。また、今年9月に視察された委員の先生方により、島々の陸域についてもユニークな地質や優れた植生が評価され、今まで村民が気づかなかった資源として注目されます。
これまで座間味村民はオニヒトデなどの有害生物の駆除を不断の努力で行い、ダイバーをはじめお客さまのご理解で保全がはかられてきましたが、今後は国による自然保護対策が図られ、多くの方に愛される慶良間の環境を次世代につなぐことができそうです。
正式な指定は26年3月5日の「サンゴの日」。これまで慶良間の自然環境保全にご協力くださったお客様に心から感謝し、座間味村ファンの皆さんが一緒に喜んでくだされば幸いです。
石原環境大臣、中央環境審の武内会長、渡嘉敷村長と。一番右が宮里村長
環境省の会見で