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基本情報

施政方針

2020/3/11

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令和2年度 施政方針

1 はじめに

 本日、令和2年第1回座間味村議会定例会の開会にあたり、令和2年度の予算をはじめとする諸議案など、村政運営に対する私の基本的な考え方について申し述べる機会を賜り、お礼を申し上げます。
 平成21年6月に村民の皆様の負託を受け、村長に就任してから今年の5月末には3期11年が過ぎようとしています。
 この間、私の公約である「地域力を生かし、村民が住み心地のいい村、産業の活性化で明るく元気な村づくり」の実現のため村議会議員の皆様をはじめ村民の皆様のご理解とご協力のもと各種施策を展開してまいりました。
 令和2年度においても、私の3期目の公約実現のための重要な一年であるとの認識のもと各種施策に積極的に取組むだけではなく、2年後に期限を迎える「座間味村第4次総合計画」において掲げてきた本村の将来像の追求にも注力し、職員と共に村政発展に努めてまいります。
 
村政運営の基本姿勢について
 本村は島ちゃびの解消による「定住促進」、観光産業を中心とした「産業の活性化」、そして「行財政改革」を村政運営の柱としております。
 定住促進においては、沖縄振興特別推進交付金事業(一括交付金事業)や沖縄振興公共投資交付金事業(ハード事業)等による各種施策を引き続き行うとともに、農業や水産業の基盤を整えることで就労の機会を増やすことに加えて、子育て支援、福祉の向上そして住環境の整備に取り組んでまいります。また高速船料金や給食費の低減について本年度も継続し、定住促進につなげてまいります。
 産業の活性化に関しましては、リーディング産業である観光産業とリンクした一次産業の活性化が重要であるとの認識のもと農業や水産業の基盤整備に注力するとともに、対策が急がれているイノシシ等による農作物被害対策も昨年度に引き続きしっかりと行ってまいります。
 観光産業に関する取組については環境省と連携しながら国立公園にふさわしい施設の整備を進めて行く一方、持続可能な観光地づくりに向けて自然環境や集落環境保全を取り入れた景観計画条例の制定や平成30年度に策定した観光振興計画に基づいた各種施策に取り組んでまいります。
 各種施策の推進にあたっては、既存の補助事業の活用と併せて沖縄振興特別推進交付金事業をしっかりと活用し、学校施設整備、高速船建造そして戦後75年を迎え本村から平和の発信と後世へ史実継承のため平和・未来プロジェクト事業や戦跡事業等についてもしっかりと取り組むことで座間味村の一層の発展につながる施策展開を図ってまいります。
 国においては昨年5月に、デジタルファースト法が成立・施行されました。法律の施行により、個々の行政手続きやサービスを一貫してデジタルで完結させる、行政手続の原則オンライン化が順次進められる予定となっております。
 本村においてはこれまで、船舶チケットのウェブ予約やキャッシュレス化の推進等、デジタル化に取り組んで参りました。
 国の動向を踏まえ、本村においても更なるデジタル化を推進するため、デジタルファースト宣言を行い、ICT等の先端技術やデータ活用などデジタルの力を最大限に活かした、観光・産業振興や住民サービスの向上を図りたいと考えており、例えば、船舶チケットの自動発券機、各種税金や施設利用料の電子決済の導入等について、検討してまいります。
 既にデジタルファーストを宣言している先行自治体(浜松市・別府市等)の取組事例等を参考にしながら、住民や観光客の利便性向上を図り、持続可能な行政運営を進めるため、本村にふさわしいデジタル化に取り組んでまいります。
 また、「座間味村史」発刊から30年余りが経過していることや、平成から令和へと新しい時代を迎えたことを踏まえ村史の続編の編集にも着手してまいります。
 本村の懸案事項でいまだ実現に至っていない阿嘉島への駐在所の設置や村道慶留間阿嘉線の県道格上げ等についても引き続き国や県に支援を求めてまいります。
 新型コロナウイルス感染症については、「うつらない・うつさない」を大原則にとして国や県そして医療機関と連携し各種感染症対策に努めるとともに本村のリーディング産業である観光への影響を適切に把握しその対策を講じてまいります。
 令和2年度当初予算は、特別会計を含め31億1千万円余りと予算規模が非常に大きくなっており、その財源の確保に苦慮する厳しい予算編成となりました。全ての経費について、徹底した見直しを図り、無駄を排除するとともに、法定外目的税「美ら島税」による財源の確保、公正公平な税負担や収納対策の強化に努めることを基本として行財政運営を行ってまいります。
 

2 主要施策の概要について

第1 行政一般について
  定住促進とあわせて安定的な人口の増加は行政サービスの維持や学校運営等にとって重要な要素であります。
 沖縄振興特別推進交付金を活用した島ちゃびの解消につながる自動車航送運賃補助や、交通コスト低減のためのヘリコプター利用料金補助等を継続して行うとともに住環境の整備に努めてまいります。
 役場においては職員の世代交代等により経験の浅い職員が多くなっていることなども踏まえ、行政サービスの充実を図るために課の事務分掌の見直しを行い、各種研修制度を活用し人材育成を図ってまいります。
 また、村の財源の要となる税等の徴収率向上やふるさと納税の寄付を広く呼びかける等、財源を確保し行政サービスの充実に努めます。
第2 福祉サービスについて
 福祉サービスにつきましては、高齢者や障害者、子育て支援等について、より質の高い福祉サービスが提供できるよう、各種計画を着実に推進してまいります。
 高齢者支援につきましては、認知症対策等の各種事業の継続実施及び充実を図ることで、高齢者一人ひとりが、住み慣れた地域で尊厳を保ち、自分らしく暮らすことができる環境づくりに取り組んでまいります。
 障害者支援につきましては、障害者・障害児施策の更なる推進を図るとともに、障害福祉サービスや医療費助成を継続して実施し、障害者・障害児が安心して家庭や地域で暮らすことができる環境づくりに取り組んでまいります。
 これらの施策を実現するため、本村では、重度心身障害者の方に対する医療費助成や専門性の高い治療や福祉サービスを受ける為、島外への通院等が必要な方に対し船舶運賃及び宿泊費の一部を助成する事業等を実施しております。より質の高い幅広い福祉サービスが住民の皆様に提供できるよう、各種福祉施策の拡充に引き続き取り組んでまいります。
 令和2年度は、「高齢者保健福祉計画」・「障害者福祉計画」の計画策定年度となることから、新たな現状と課題を踏まえ、高齢者や障害者の方々が安心して地域で生活できる環境づくりに資する計画の策定に努めてまいります。
 子育て支援につきましては、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の充実を図るために、妊娠・出産・子育てに関する相談に応じ包括的な支援を行ってまいります。
 新規事業としましては、産婦健康診査2回分にかかる費用を助成する産婦健康診査事業を導入し、産後ケアを行ってまいります。
 親と子の健康支援を始めとする各種事業の継続実施と、将来を担う子どもたちの特性に合わせた療育相談の実施など家庭支援の充実を図ります。また妊産婦健診にかかる船賃及び宿泊費の補助や出産助成金の支給、中学3年生までのこども医療費の現物給付など引き続き支援を行ってまいります。
 保育事業につきましては、昨年度、保育事業の整備を図るため、村内において子育て支援員研修を実施しました。現在、修了された子育て支援員の方々が、昨年開設しました認可保育園とファミリー・サポート・センターで保育に従事しております。
 今年度も引き続き、充実した保育事業の整備を図るため、子育て支援員の方々と連携しながら子育て世代世帯の支援を行ってまいります。
第3 保健・医療について
 保健・医療については、「村民の健康づくり」のため、医療・保健・福祉の連携強化を図り、特定健診並びに各種がん検診の受診率の向上に努め生活習慣病予防対策に取り組むとともに、今年完成の歴史文化・健康づくりセンターを活用し新たな健康づくりの拠点の場とし村民皆で健康づくりを楽しめる事業を検討実施してまいります。また、感染症の予防接種につきましても任意接種の助成を拡大するとともに医療機関と連携し、接種率の向上に努めてまいります。特に風疹の予防接種につきましては、対象年齢の男性に対し、国の補助金を活用した、3年間の無料期間を設け、接種もれの無いよう抗体検査並びに予防接種を積極的に呼びかけてまいります。
 国民健康保険事業につきましては、県が財政運営の主体となり3年目を迎えますが、今後も県と連携しながら制度の円滑な運営が行えるよう適切に対応してまいります。
 また、国民健康保険事業等の適正化・健全化を図るため「第2期座間味村国民健康保険データヘルス計画」に基づく生活習慣病対策及び特定保健指導、特に糖尿病等の重症化予防の強化に取り組んでまいります。
 後期高齢者医療事業に関しても、被保険者の健康づくりの支援を行い、医療費の適正化と収納率の維持向上により財政の健全化に努めてまいります。
第4 産業の振興について
 本村のリーディング産業である観光については、国立公園指定やこれまでの誘客活動等により、入域者数は増加傾向にあります。
 この好調な状況を一過性のものとしないためにも、平成30年度に策定した観光振興計画に基づき環境省を始め各種団体と連携しながら持続可能な観光地づくりを推進してまいります。
 また、長年の課題となっております冬季の誘客活動や団体旅行誘致に関してしても引き続き観光協会等関係団体と連携を図り、県内外誘致活動や旅行代理店等への営業活動を積極的に行ってまいります。
 更に、環境省が主体となって取り組んでいる「慶良間諸島国立公園ステップアッププログラム2020」が最終年度を迎えるにあたり、阿嘉島に設置されている「さんごゆんたく館」を拠点として環境保全や観光情報の発信を行うことで、慶良間諸島国立公園が世界水準の「ナショナルパ-ク」となるようブランド化を図ってまいります。また、本年度には、座間味村離島振興総合センター跡地に、緑地公園並びにバスターミナルの設計、環境省が事業主体となる「仮称 座間味島ビジターセンター」の建設を予定しており、村民、観光客の憩いの場の提供と併せて環境保護を発信する施設の運営について各種団体と協議をしてまいります。
 農業については、村待望の新規就農者に対して、農業経営計画等を総合的に判断し、座間味村としては初の認定農業者として認定を致しました。今後はこういった意欲のある営農者を多面的に支援する仕組み作りを行ってまいります。また、近年問題となっている外来のイノシシについては、昨年度に引き続き、沖縄県の「指定管理鳥獣捕獲等事業」と連携しながら本村の「有害鳥獣対策事業」を推進し、村内からの根絶を目標として事業を進めます。さらに、いかに分布拡大させないかという視点から、近隣自治体と連携して対策に取り組んでまいります。また、これまでに行っていた捕獲事業だけでなく、営農環境の保全のための被害防除事業として、ワイヤーメッシュ設置の補助も同時進行で進めてまいります。
 これらの取り組みにより、農家の方には安心して農業に従事して頂ける環境整備に努めてまいります。
 水産業においては、漁業協同組合主体の元、沖縄振興特別推進交付金事業による環境整備により一定の成果が出てきております。今後は漁獲物の付加価値向上を図るとともに、ブランド化の確立を推進し、安定した需要の確保の観点から、ふるさと納税の返礼品としての活用も視野に入れながら支援を行ってまいります。
 近年は若い漁業者が増えつつあり、水産業の発展につながっているところであります。引き続き漁業協同組合と連携を図り、更なる水産業の発展に努めてまいります。
 また、産業まつりを通して新たな特産品が生まれる取り組みを積極的に支援するなど、産業全体の活性化につながる各種施策を展開してまいります。
第5 インフラ整備について
 港湾の整備につきましては、沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を活用し継続事業として整備を行ってきた座間味村歴史文化・健康づくりセンターが4月より供用を開始します。
 同施設は、村民の健康の増進や資料展示、災害備蓄の施設としての利活用の他、現在取り壊しが行われている座間味離島振興総合センターの代替施設としても活用してまいります。
 併設するシアタードームは、本年4月中の完成予定となっており悪天候時のアクティビティー施設としての機能を発揮でできるものと考えております。
 更に集客拠点として令和2年度より隣接地に屋外ステージの整備を行い令和4年度の供用開始を目指しております。座間味島祭りや座間味島ファン感謝月間をはじめとする各種イベントの開催拠点としての活用が期待できます。
 更に座間味港の係留個所の増設やゲストバースなどの実現にいたっていない案件については、沖縄県に引き続き強く要望してまいります。
 各区からの要望がある各島の港や、河川の管理等については、沖縄県はじめ関係機関に対し引き続き働きかけてまいります。
 道路整備につきましては、令和2年度は村内7橋の橋梁長寿命化点検調査を行い老朽化対策について検討してまいります。
 村道慶留間阿嘉線災害復旧工事については、長期間にわたり、慶留間地区・阿嘉地区の皆様には、ご不便をおかけいたしましたが3月末で完了いたします。
 また、村道慶留間阿嘉線・村道慶留間里原線の県道格上げについては、現在沖縄県と協議を行っており、引き続き協議を重ね早期に県道への移管に努めてまいります。
 集落内の道路については、多くの要望がありますが、財政状況を踏まえ、補修計画に沿って補修工事を実施してまいります。
第6 住環境の整備について
 住環境の整備につきましては、阿真地区に定住促進を図るため、平成30年度から取り組んできました定住促進住宅6世帯の建築工事を本年2月に契約することができました。9月末完成を目指しております。
 また、阿嘉島において民間から購入したペンションを共同住宅として改築するための入札不落が続き、契約に至っておりませんが、積算内容・入札方法等を検討し、早期契約実現に努めてまいります。
 その他の公営住宅建設につきましては入居希望者の状況調査などを行い必要に応じて検討してまいります。
第7 廃棄物処理及び環境への取組について
 廃棄物処理につきましては、長年の懸案事項であった座間味島の溶融炉施設の解体工事を今年度、実施いたします。解体跡地にはリサイクルセンターの建設を予定しております。また年々、増加している廃棄物処理費用の財源にあてるために、昨年の第3回定例議会において可決されました指定ごみ袋の値上げ、そ大ごみ及び適正処理困難物の有料化を4月より実施しいたします。廃棄物の処理方法といたしましては、可燃ごみは、引き続き那覇市・南風原町環境施設組合の協力のもと委託を行いますが、不燃ごみ、資源ゴミについては、県内全域において処理が厳しい状況が続いており、処理ルートの確立に努めてまいります。本年度におきましても島にゴミを貯めない環境整備を行います。
 また、毎年実施している海岸漂着物対策事業により、住民との漂着物回収調査や村内各学校での漂着物の専門家による学習の機会を設けるなど、環境問題についての普及、啓発など環境教育も引続き実施いたします。
第8 簡易水道事業について
 水道事業については、沖縄県企業局を主とした水道広域化事業において阿嘉・慶留間島で海水淡水化施設が12月に運用開始予定となっております。それに伴い、今年度は阿嘉島集落内の配水管工事を行ってまいります。座間味島におきましては新たな浄水場整備に向け、引き続き県企業局と協議を進めるとともに、集落内の管路更新工事と設計を実施してまいります。
 また、簡易水道事業経営安定化の財源となる水道料金現年分、過年度未収金分の徴収を引き続き強化してまいります。
第9 下水道事業について
  下水道事業においては長寿命化計画に伴う改築事業が終了し、続いてストックマネジメント計画の取り組みを令和元年度より実施しております。令和2年度からは長寿命化対策では対象とならなかった阿佐地区の機器改築更新を行います。阿嘉・慶留間地区の集落排水においては沖縄県で進めております汚水処理事業の広域化などを視野にいれより適切な管理運営について検討してまいります。また、環境保全には不可欠な下水道の接続につきましてはすべての地区において接続率の向上に取り組んでまいります。
第10 教育について
 教育においては、国際化・情報化が進展するなかで本村の特色を生かした学校教育や社会教育を支援し、効果的な教育行政を進めてまいります。
 昨年、学校教育の情報化の推進に関する法律が施行され、学校教育現場においても、高度情報通信ネットワーク社会の発展に伴い、情報通信技術の活用が一層求められております。政府の未来投資戦略2019にて示された、児童生徒一人ひとりがそれぞれ端末を持ち十分に活用できる環境を実現するため、国の補助制度等を活用しながら環境整備を進めてまいります。
 今年度も外国人指導助手の配置や嬬恋村交流事業、海外ホームステイ事業を実施することで多様な社会に順応し、主体的に行動できる人材育成に努めます。
 また、村出身の高校生に対し年4回の船舶運賃の補助事業及び児童生徒の参加する各種大会派遣費並びに国・県補助を活用した離島高校生支援事業についても引き続き助成を行い保護者の負担軽減と併せて児童生徒の学習意欲を高める環境づくりに努めてまいります。更に総務・福祉課と協同で実施する療育相談支援については、委託事業にて専門相談員を配置し定期的な相談・支援を行いより良い療育環境の構築と家庭における不安や困り感の軽減を図ってまいります。
 学力向上推進計画の主要施策において、「授業改善」の視点を踏まえた「確かな学力」の向上の取り組みを推進し、児童生徒が自立し多様な未来を思い描けるよう引き続き取り組んでまいります。
 学校給食に関しては、老朽化する調理器具の段階的な取替により食の安全確保を図り、衛生管理の徹底と地域食材を活かした旬の味覚を提供し、地域食文化の継承と、好き嫌いの軽減や健康に配慮した安心安全な給食を提供し、幼児・児童・生徒の健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくむ食育と環境づくりに努めてまいります。
 幼稚園教育につきましては、引き続き「3年保育」を行います。
 また、昨年10月より、座間味幼稚園にてスタートさせております「預かり保育事業」の充実を図ってまいります。
 阿嘉幼稚園におきましては、幼稚園教諭の確保が出来てない状況にありますが、早期に同事業が実施できるよう人材の確保に注力してまいります。
 学校施設整備については、入札不調により整備が遅れている阿嘉小中学校舎改築工事の早期着手と併せて、より良い教育環境の整備に努めてまいります。
 社会教育に関しては、地域のニ-ズに応える生涯学習の普及・拡大、村民の健康保持・交流促進等のための社会体育の充実に向けての取り組みを行ってまいります。また、昔ながらの伝統工芸品の普及継承のため地域人材を活用した文化工芸継承事業に取組んでまいります。
 文化財保護事業については文化財審議委員会委員を中心に、国指定重要文化財高良家を核とした各地域に点在している文化財の保護や新たな文化財の発掘等に積極的に取り組み、観光産業とリンクした事業を展開してまいります。
 一括交付金を活用した座間味村戦跡及び戦争記念碑等環境整備事業(平成29年度から令和3年度)を確実に進め平和学習の拠点づくりを図ってまいります。
 地域に根ざし、地域の特性を活かした教育活動を通し「地域の子は地域で育てる」を念頭に引き続き地域の皆様のご協力をいただきながら座間味村を学ぶための教育環境づくりにも積極的に取り組んでまいります。
 
 以上、令和2年度の主要施策を申し上げました。
 これらの施策をより的確かつ効果的に展開できるよう、令和2年度当初予算については、
 一般会計において、 18億9,582万3千円
 特別会計において、 12億1,664万7千円
 総額は、 31億1247万円の規模となっております。
 
 終わりに、村議会をはじめ、村民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、私の令和2年度の施政方針といたします。
 
 
令和2年3月11日
座間味村長 宮 里 哲

 

 村民の皆さま、並びに本村でお正月を迎えられた皆さま、あけましておめでとうございます。

 座間味村長の宮里哲でございます。令和二年の新春を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。

 昨年は全国で台風被害の多い年でありました。姉妹村である群馬県嬬恋村では、大雨による土砂崩れなどの大きな被害がありました。本村では一部地域で長時間の停電に見舞われたり、テレビ受信施設が被災したりと、情報通信面での災害対策について考えさせられる一年でありましたが、そのような状況においても座間味村を大切に想ってくださる来訪者の皆様、そして村民の皆様の笑顔でのおもてなしで昨年も多くの方々を本村にお迎えすることができました。村民・観光客の皆様には心より感謝を申し上げます。

 さて今年はいよいよ「東京2020トウキョウ ニーゼロ ニーゼロオリンピック・パラリンピック」が開催されます。本村では、セーリング競技のオリンピック日本代表の皆さんがお正月返上で強化合宿中であり、選手のご活躍とメダル獲得を村民の皆さんとともに応援したいと思います。

 そして、5月3日には、沖縄県内を通過する聖火リレーが古座間味ビーチにやってきます。ランナーを乗せて聖火を運んでいただくのは、昨年第20回を迎えたサバニ帆漕レースで毎年活躍されている村内の2チーム。阿嘉・慶留間からも多くの村民の皆さんを迎えて、この歴史的な行事を盛り上げ、本村の自然と文化のすばらしさを世界に発信したいと考えております。

 また今年は、座間味港西側に建設が進む「歴史文化・健康づくり拠点施設」が完成予定であり、新たな交流の拠点としてご活用いただけることとなります。さらに座間味島の総合センター解体後の跡地には、緑地公園と環境省のビジターセンターが整備されます。2018年阿嘉島に開館した「さんごゆんたく館」に次いで、慶良間諸島国立公園の魅力を伝え、自然の保全を呼びかける施設として、人々が集える憩いの場として期待しています。

 そして、令和二年、西暦2020年の今年は戦後75年にあたります。近年は沖縄戦を知る先輩方からバトンを受け取り、私たちがしっかりと語り継いでゆく時代になりました。現在村では平和の塔をはじめ阿嘉島のシジ山などの戦跡について周辺整備を行い、また貴重な体験談を残す事業を行っています。5年ぶりに平和の塔にて開催する「座間味村慰霊祭」は75年前本村に米軍が上陸した3月26日に開催予定でしたが、今年は旧暦の3月3日と重なった為、3月27日に開催することと致しましたので多くの皆様のご参列をお願いいたします。

 私の三期目のモットーは、「地域力を生かし、村民が住み心地のいい村づくり、産業の活性化で明るく元気な村づくり」です。

 超高齢化社会の到来など目まぐるしく変化していく社会状況においても私は子供からご高齢者の皆様、すべての村民の皆様にやさしい村づくりに粉骨砕身取り組むとともに、世界に誇れる自然環境の保全につとめ、事業を受け継ぐ人、また起業する人が夢を持てる地域づくりにも注力してまいります。2021年度には「第5次沖縄振興計画」が終了しますが、沖縄振興や離島振興そして本村の活性化に支障をきたすことのないよう、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。

 皆様にとりまして、新しい年が幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 令和2年1月1日 座間味村長 宮里 哲
 
 

プロフィール

2013/1/17

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宮里 哲 みやざと さとる

生年月日 昭和42年8月22日生
座間味村出身

【学 歴】
座間味中学校 卒業
沖縄県立小禄高等学校 卒業
第一経済大学経済学部経営学科 卒業

【役 職】

沖縄県町村会副会長               南部市町村会会長
沖縄県離島振興協議会会長    沖縄県過疎地域振興協議会会長
南部振興会理事長        南部離島町村長議長連絡協議会会長
全国観光地所在町村協議会理事  県市町村共済組合理事・組合会議員
県自治会館管理組合監事     那覇ロータリークラブ名誉会員
 

【職 歴】
平成 6年7月  座間味村役場採用
平成15年4月  沖縄県庁へ出向
平成18年4月  総務課 係長
平成19年4月  総務・企画課 係長
平成21年4月  産業振興課 係長
平成21年4月8日  座間味村役場 退職
平成21年6月1日  座間味村長就任

平成25年6月1日  座間味村長再任

平成29年6月1日  座間味村長三期目再任

【家族構成】

妻と二女一男

【趣 味】
農業、マリンレジャー