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基本情報

施政方針

2021/3/9

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令和3年度 施政方針

1 はじめに

 本日、令和3年第1回座間味村議会定例会の開会にあたり、令和3年度の予算をはじめとする諸議案など、村政運営に対する私の基本的な考え方について申し述べる機会を賜り、お礼を申し上げます。

 平成21年6月に村民の皆様の負託を受け、村長に就任して以来、今年の5月末に3期12年の任期が満了します。

 この間、私の公約である「地域力を生かし、村民が住み心地のいい村、産業の活性化で明るく元気な村づくり」の実現のため村議会議員の皆様をはじめ村民の皆様のご理解とご協力のもと各種施策を展開して参りました。

 令和3年度においては、村政運営の基本となる「座間味村第4次総合計画」が最終年度を迎えます。令和3年度は本計画の振り返りと総仕上げを行うとともに、引き続き新型コロナウイルス感染症対策を始めとした様々な課題の解決に向け、各種施策に積極的に取り組み、職員と共に村政発展に努めて参ります。

村政運営の基本姿勢について
 本村は島ちゃびの解消による「定住促進」、観光産業を中心とした「産業の活性化」、そして「行財政改革」を村政運営の柱としております。

 定住促進においては、沖縄振興特別推進交付金事業(一括交付金事業)や沖縄振興公共投資交付金事業(ハード事業)等による各種施策を引き続き行うとともに、農業や水産業の基盤を整えることで就労の機会を増やすことに加えて、子育て支援、住民福祉の向上そして住環境の整備に取り組んで参ります。また高速船料金や給食費の低減については、令和3年度も継続して行い、定住促進につなげて参ります。

 産業の活性化に関しましては、コロナ禍で疲弊した産業の立て直しが急務であるとの認識のもと、国や県と連携し、切れ目のない公平感のある各種施策を展開して参ります。

 また、一次産業の活性化は、リーディング産業である観光産業とリンクすることでその需要も伸び活性化するとの基本的な考え方のもと、農業や水産業の基盤整備にも注力して参ります。対策が急がれているイノシシ等による農作物被害対策も令和2年度に引き続きしっかりと行って参ります。

 観光産業に関する取組については、環境省と連携しながら国立公園にふさわしい施設整備を進めて行く一方、持続可能な観光地づくりに向けて自然環境や集落環境保全を取り入れた景観計画条例や平成30年度に策定した観光振興計画に基づいた各種施策に取り組んで参ります。

 各種施策の推進にあたっては、既存の補助事業の活用と併せて沖縄振興特別推進交付金事業をしっかりと活用し、学校施設整備、高速船建造そして戦後75年が経過し本村から平和の発信と後世へ史実継承のため戦跡整備事業についてもしっかりと取り組み、座間味村の一層の発展につながる施策展開を図って参ります。

 更に国においては令和元年12月に、デジタル手続法が施行されました。法律の施行により、行政手続の原則オンライン化が順次進められており、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、デジタル化の動きは加速しております。

 本村においても、デジタルの優位性を最大限に活用し、観光・産業振興、住民サービスの向上を図り、持続可能な自治体経営が行えるよう取り組んで参ります。

 また、新型コロナウイルス感染症対策については、今年に入り医療従事者向けのワクチン接種が始まるなど新たな取り組みや局面を迎えようとしております。本村においては住民の安心安全は基より、観光客の皆様も安心して迎え入れられる体制づくりに引き続き全力で対応するとともに疲弊した産業振興にも積極的に取り組んで参りたいと考えております。

 令和3年度当初予算は、特別会計を含め29億5千万円余りと予算規模が非常に大きくなっており、その財源の確保に苦慮する厳しい予算編成となりました。全ての経費について、徹底した見直しを図り、無駄を排除するとともに、法定外目的税「美ら島税」による財源の確保、公正公平な税負担や収納対策の強化に努めることを基本として行財政運営を行って参ります。

 また、本村の懸案事項である阿嘉島への駐在所の設置や港湾整備等についても引き続き国や県に支援を求めて参ります。

 

2 主要施策の概要について

第1 行政一般について
 定住促進とあわせて安定的な人口の増加は行政サービスの維持や学校運営等にとって重要な要素であります。

 沖縄振興特別推進交付金を活用した島ちゃびの解消につながる自動車航送運賃補助や、交通コスト低減のためのヘリコプター利用料金補助等を継続して行うとともに住環境の整備に努めて参ります。

 役場においては職員の世代交代等により経験の浅い職員が多くなっていましたがこの数年人材育成も進み、令和3年度より総務・福祉課を総務課、住民課とし管理職につきましても女性登用による6名体制にて複雑化する住民サービスに対しきめ細やかに対応できるよう取り組むとともに、各種研修制度を活用し人材育成を図って参ります。

 また、村の財源の要となる税等の徴収率向上やふるさと納税を広く呼びかけ、財源の確保に努めて参りますが、コロナ禍の影響により美ら島税をはじめ各種税の減収が想定され、基金の取り崩しなど厳しい財政運営になることも想定されることから、年度途中においても現予算のスクラップアンドビルドによる見直し作業を行い、コロナ禍における厳しい財政状況を全職員一丸となり乗り切るよう取り組んで参ります。
第2 福祉サービスについて
 福祉サービスにつきましては、令和2年度に計画の終了する「高齢者保健福祉計画」・「障害者福祉計画」を新たに策定しました。これら新計画に基づいた高齢者や障害者への福祉施策とあわせて、子育て支援等についても現計画に基づき、「一人ひとりに寄り添い、必要に応じた福祉サービス」が提供できるよう、各種計画を着実に推進して参ります。

 高齢者支援につきましては、認知症対策等、各種事業の継続実施及び充実を図ることで、高齢者一人ひとりが、住み慣れた地域で尊厳を保ち、自分らしく暮らすことができる環境づくりに取り組んで参ります。

 障害者支援につきましては、障害者・障害児施策の更なる推進を図るとともに、障害福祉サービスや医療費助成を継続して実施し、障害者・障害児が安心して家庭や地域で暮らすことができる環境づくりに取り組んで参ります。

 これらの施策を実現するため、本村では、重度心身障害者の方に対する医療費助成や専門性の高い治療や福祉サービスを受ける為、島外への通院等が必要な方に対し船舶運賃及び宿泊費の一部を助成する事業等を実施しております。

 令和3年度も村社会福祉協議会や各診療所、座間味偕生園及びサテライト阿嘉と連携を図りながら、より質の高い幅広い福祉サービスが住民の皆様に提供できるよう、福祉施策の拡充に引き続き取り組んで参ります。

 子育て支援につきましては、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の充実を図るために、妊娠・出産・子育てに関する相談に応じ包括的な支援を行って参ります。

 親と子の健康支援を始めとする各種事業の継続実施と、将来を担う子どもたちの特性に合わせた療育相談の実施については、村教育委員会と緊密に連携し家庭支援の充実を図ります。

 令和2年度はコロナ渦の中、小児定期予防接種や乳幼児健診につきましては、感染症予防対策をしっかりと講じながら実施して参りました。令和3年度も感染症予防対策を徹底し、各種予防接種や乳幼児健診を実施して参ります。

 また、妊産婦健診にかかる船賃及び宿泊費の補助や産後ケアを目的として令和2年度から導入した、産婦健康診査2回分にかかる費用を助成する産婦健康診査事業、出産助成金の支給、中学3年生までのこども医療費の現物給付など引き続き支援を行って参ります。

 保育事業につきましては、阿嘉島、座間味島の子育て支援員の方々や座間味かいせい保育園と連携しながら子育て世代世帯の支援を行って参ります。

第3 保健・医療について
 保健・医療については、「村民の健康づくり」のため、医療・保健・福祉の連携強化を図り、特定健診並びに各種がん検診の受診率の向上に努め生活習慣病予防対策に取り組むとともに、特に令和3年度は新型コロナウイルスワクチン接種について、全住民が安心安全のもと速やかに接種できるよう国の指示のもと沖縄県の協力を得て「座間味村新型コロナウイルス感染症対策行動計画」に基づき確実に実施して参ります。

 その他、感染症の予防接種につきましても医療機関と連携し、接種率の向上に努めて参ります。特に風疹の予防接種につきましては、対象年齢の男性に対し、国の補助金を活用し、令和3年度も継続実施し漏れの無いよう抗体検査並びに予防接種を積極的に呼びかけて参ります。

 国民健康保険事業につきましては、県が財政運営の主体となり4年目となりますが、今後も県と連携しながら制度の円滑な運営が行えるよう適切に対応して参ります。

 また、国民健康保険事業等の適正化・健全化を図るため「第2期座間味村国民健康保険データヘルス計画」に基づく生活習慣病対策及び特定保健指導、特に糖尿病等の重症化予防の強化に取り組んで参ります。

 後期高齢者医療事業に関しても、被保険者の健康づくりの支援を行い、医療費の適正化と収納率の向上により財政の健全化に努めて参ります。
第4 産業の振興について
 観光産業については平成26年の国立公園指定以降順調に伸びていた観光入域客数は新型コロナウイルス感染症の影響により急激に減少し、世界的規模で経済が低迷している中、本村におきましても観光産業は大打撃を受けております。withコロナ・afterコロナを見据え、環境省と共同で進めております国立公園満喫プロジェクトのステップアッププログラムに沿った施策の展開や環境省のビジターセンター「さんごゆんたく館」、「青のゆくる館」を自然保護啓発活動の拠点として持続可能な観光地づくりを目指します。また、村観光協会や村商工会と連携し冬季メニュー開発の他、姉妹都市である群馬県嬬恋村とタイアップしてのPR活動やクルーズ船の誘致など、観光客の消費単価の増加に繋がる「宿泊しなければ体験できない観光メニュー」を強くPRし、観光客の誘客を図りコロナ禍以前の状況になるよう努めて参ります。

 更に、本村観光産業の核となる観光協会の自立に向けては問題、課題などの解決に繋がる定期的な議論の場を持ち運営支援の強化を図ります。

 農業につきましては、農業委員の改選があり、令和2年  10月より、新農業委員の皆様による農業委員会がスタートするとともに、村民を対象に農地利用アンケートを実施いたしました。これらの意見も踏まえ、農地利用の状況を把握するとともに、遊休農地解消に取り組んで参ります。また農業委員会による積極的なアドバイスや営農計画の策定など、農業の振興に向けた仕組み作りを確立し農業の振興を図って参ります。

 水産業におきましては、座間味村漁業協同組合と連携し、漁獲物の付加価値向上を図り、ブランド化の確立を推進するとともに安定した需要確保の観点から、ふるさと納税の返礼品としての活用も視野に入れ、特産品開発支援、漁業用餌の貨物運賃補助を引き続き行い、更なる水産業の発展に努めて参ります。

 阿嘉島のサンゴ種苗生産センターにつきましては、現在、施設が利用されていないことから、今後、当施設の利活用についての議論を深め、産業と雇用の創出につながる仕組みを検討して参ります。

 これらの施策展開により、村民へ新鮮な農水産物の安定供給ができる仕組みを構築し、第一次産業の魅力向上と農水産業全体の活性化につなげていく所存です。

 林業につきましては、令和3年度も引き続き造林事業による樹下植栽、施肥下草刈を実施し、引き続き適正な森林の保全を図って参ります。

 また、近年問題となっている外来のイノシシについては、令和2年度に引き続き、沖縄県の「指定管理鳥獣捕獲等事業」と連携しながら本村の「有害鳥獣対策事業」を推進し、村内からの根絶を目標として事業を進めます。また、令和2年度は村内において狩猟免許試験が実施され、13名の方が合格されました。令和3年度からは村内での捕獲体制の確立にむけて、捕獲実施隊の設置を検討して参ります。さらに外来種の捕獲に関しては従事者の知識、技量の向上が重要であるため、各種制度を利用し村内の狩猟免許所有者に研修等を受けて頂き、高度な技術を有する従事者の育成に取り組みながら農地を守る手法も検討して参ります。

 その他の産業振興策として、姉妹村である嬬恋村の農産物直売所にて本村特産品等の仲介等、既に取り組みを開始しており、今後双方の活性化につながる企画を展開して参ります。

第5 施設やインフラ整備について
 施設の整備につきましては、歴史文化・健康づくりセンターに隣接する集客拠点として令和2年度より一括交付金を活用し屋外ステージを整備中であり、令和3年度は第2期工事を行い年度内供用開始を予定しております。

 座間味島祭りや座間味島ファン感謝月間をはじめとする各種イベントの開催については、屋外ステージと令和2年度に完成した歴史文化・健康づくりセンターを活用していただくことで、両施設の有効活用につなげるとともに、各種イベントの活性化に寄与できるよう連携を深めて参ります。

 港湾整備につきましては、座間味港の係留個所の増設・ゲストバースなどの実現並びに港湾における陥没場所等の改修に関する要望を沖縄県に対して引き続き行って参ります。

 河川の管理については、沖縄県に河川道路転落防止柵の修繕等に関する予算要望を行っており、早急に着手出来るよう調整して参ります。

 道路整備につきましては令和2年度に村内7橋の橋梁長寿命化点検調査を完了し、今後の老朽化対策について検討して参ります。

 村道阿嘉~越原線災害復旧工事については、長期間にわたり、阿嘉地区の皆様には、ご不便をおかけいたしておりますが4月末で完了予定となっております。

 また、古道の整備として行う阿嘉地区観光道路整備事業につきましては、山林から海へ向かうハイキングコースとして整備を行い新たな観光資源として期待ができるものと考えます。希少野生動物であるケラマトカゲモドキの発見により整備が遅れておりましたが共存できる設計変更が完了し、令和3年10月に供用開始できるよう整備を進めて参ります。

 また、村道慶留間阿嘉線・村道慶留間里原線の県道格上げにつきましては、沖縄県2月定例議会に議案として上程されており県道認定後、沖縄県と細部の協議を行い早期に県道移管できるよう努めて参ります。

 集落内の道路については、多くの要望がありますが、財政状況を踏まえ、補修計画に沿って補修工事を実施して参ります。

 公園整備につきましては、イビヌメ―前面に島の玄関形成地区としてふさわしい緑地公園を整備することにより観光客や村民が内海や港の光景を眺めながら憩える場所として整備を行います。また、シャワー施設やトイレ、バスの発着地点を併設し安全性や利便性の向上を図ります。

 公共交通におきましては、バス事業の民営化、阿嘉・慶留間の運行について議論を深めて参ります。

 また、バスや村内航路みつしまの運航ダイヤの見直しを行うことで、陸・海・空が連動した運行を確立させ、観光客が3つの島を楽しめるきっかけを作ることで島間の交流人口を増やし、観光振興につながるような仕組みづくりを構築して参ります。

第6 住環境の整備について
 住宅環境の整備につきましては、内閣府の離島活性化予算を活用し、令和2年度において座間味島及び阿嘉島に定住促進住宅を整備し、第1回目の入居公募を終えたところです。公募の結果、空き部屋があるため早急に第2回目の公募を行って参ります。

 公営住宅につきましては、老朽化に伴う修繕に多額の費用を要しており計画的な修繕により快適な住居空間の確保に努めるとともに、公営住宅建設につきましては入居希望者の状況調査等を行い必要に応じて検討していきます。

 その他として、公営住宅や定住促進住宅の入居条件に合わず入居できない方もおられます。関係機関とも調整を図り、住宅の困窮状況等の実態を調査し、民間企業との連携など新たな制度設計のもと住環境整備についても取り組んで参ります。

第7 廃棄物処理及び環境への取組について
 廃棄物処理につきましては、座間味島の溶融炉施設の解体工事を終え、その跡地に資源化施設のリサイクルセンターを整備いたします。本事業は大型工事のため、債務負担行為による年度をまたぐ事業発注となり、令和3年度は建屋工事を行い、令和4年度の完成を目指し取り組んで参ります。

 可燃ごみにつきましては、引き続き那覇市・南風原町環境施設組合の協力のもと委託処理を行いますが、不燃ごみ、資源ゴミの一部については、県内での受入れ処理が厳しい状況が続いており、処理ルートの確立に努め、島内にゴミを貯めない取組に努めて参ります。

 また、毎年実施している海岸漂着物対策事業につきまして、令和3年度も継続実施し住民及び子供たちへ環境問題についての教育も引き続き実施いたします。

 更に近年幾つかの不法投棄について確認しております。国立公園にふさわしい美ら島づくりにも不法投棄対策の取り組みが必要と考えており、令和3年度は実態把握を行い、関係機関との連携及び広報誌等での周知呼びかけを図って参ります。
第8 簡易水道事業について
 水道事業については、沖縄県企業局を主とした水道広域化事業において阿嘉・慶留間島で海水淡水化施設が4月に運用開始予定となっており、これまで以上に安心安全で安定した水道供給ができるようになります。

 座間味島におきましても1日でも早く安心安全な水を安定供給できるよう、浄水場の早期建設・供用開始に向け引き続き沖縄県企業局との連携を図って参ります。

 管路の布設替えにつきましては令和3年度は阿嘉・慶留間地区の管路更新工事と阿真地区の実施設計を行います。

 簡易水道事業経営安定化の財源となる水道料金現年分、過年度未収金分の徴収についても引き続き強化を図って参ります。
第9 下水道事業について
  下水道事業においてはストックマネジメント計画の取り組みを令和元年度より実施しております。令和3年度は引き続き阿佐地区の機器改築更新を行います。阿嘉・慶留間地区の集落排水においては沖縄県で進めております汚水処理事業の広域化を視野にいれ管理運営について検討するとともに、引き続き安定的に処理できるよう日頃の点検等適切な施設管理を行います。

 接続率の向上に関してもすべての地区において啓蒙活動を行うとともに、下水道事業経営安定化の財源となる使用料の徴収に関しても強化を図って参ります。

 また、地方公営企業法の適用に伴い、財政状況を明確化させることを目的とした企業会計方式の導入に必要な基本計画を作成して参ります。 
第10 航路事業について
 航路事業につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年度においては運休や、減便等による旅客数等の落ち込みにより歳入が激減した為、経営面では厳しい一年となりました。

 そのような状況下ではありますが、令和3年11月の新高速船就航に向け昨年6月に新高速船建造のため沖縄県離島振興株式会社へ裸用船申し入れを行いました。

 新高速船に完成後には村民観光客の皆様には更なる利便性向上に寄与できるものと確信しております。その一方で新造船就航後はリース料の支払いが発生することから、航路事業の経営安定化を図るため、経営面では中長期的な計画を立て、貨物運賃等の料金徴収の強化とあわせて経費削減を行って参ります。

 また、職員・船員ともに更なるなるサービスの向上に努めるとともに感染症対策の徹底、観光協会や他の組織との連携も含め利用者の増加につながる取組を行って参ります。
第11 教育について

 国際化・情報化が進展する変動の激しい21世紀を力強くたくましく生き抜く人材育成のため、本村の特色を生かした学校教育や社会教育を推進し、効果的な教育行政を進めて参ります。

 令和2年度は、国が進めるGIGAスクール構想の実現に向け、村内小中学校にインターネット環境整備、児童生徒1人1台の端末整備、学校教育現場での早期活用を目的としたGIGAスクールサポーター配置事業による教職員への研修を行い、授業での情報通信機器の活用もスタートしました。

 令和3年度も学校教育、家庭学習の充実・向上を目的としたGIGAスクールサポーター配置事業を継続して実施して参ります。

 例年実施しております外国人指導助手の配置や、嬬恋村交流事業、海外ホームステイ事業を実施することで、多様な社会に順応し、主体的に行動できる人材育成に努めます。

 また、村出身の高校生に対し年4回の船舶運賃の補助事業、児童生徒の参加する各種大会派遣費並びに国・県補助を活用した離島高校生支援事業についても引き続き助成を行い、保護者の負担軽減と併せて児童生徒の不安の解消・学習意欲を高める環境づくりに努めて参ります。

 更に住民課と協同で実施する療育相談支援については、専門相談員を委託配置し、定期的に相談・支援を行うことで、その家族が安心して地域生活を送れるよう様々な相談に応じて参ります。

 令和2年度には座間味村学力向上推進プロジェクトⅡの計画を策定しました。主要施策において、「3つの視点」を示し、具体的な方策を立て総合的な取組を実施します。これからの5ヵ年計画の推進期間において「3つの視点」に基づき「授業の質的改善と学校改善」の取り組みを推進し、児童生徒が自立し多様な未来を思い描けるよう引き続き取り組んで参ります。

 学校給食につきましては、学校給食共同調理場が、建築から38年経過し、老朽化による施設及び設備の更新時期を迎えている状況にあります。昨今、建築費が高騰する状況にあることから民間事業者を活用し、学校給食、保育所の給食、高齢者配食等、食育機能のある多機能施設の整備を目指し、令和3年度に基本計画を策定します。

 現給食共同調理場においては、老朽化した調理器具を段階的に更新を行い食の安全確保を図るとともに衛生管理の徹底と地域食材を活かした旬の味覚を提供し、地域食文化の継承と、好き嫌いをせずバランスよく食べることで、幼児・児童・生徒の健全な心と身体を培うとともに、食べ物を大事にする心を育んで参ります。

 幼稚園教育につきましては、引き続き「3年保育」を行うとともに、座間味幼稚園にてスタートさせております「預かり保育事業」の充実を図って参ります。

 阿嘉幼稚園におきましては、預かり保育の為の人材確保が出来てない状況にあります。人材を確保し「預かり保育事業」が実施できるよう努めて参ります。

 学校施設整備については、令和2年度において阿嘉小中学校舎改築工事の指名競争入札を複数回実施して参りましたが、落札には至りませんでした。しかし、沖縄県教育庁との調整により、令和3年度予算の内示を受けることが出来ましたので、校舎建築の実現に向けて全力で取り組んで参ります。

 社会教育に関しては、地域のニ-ズに応える生涯学習の普及・拡大、村民の健康保持・交流促進等のため、社会体育の充実に向けての取り組みを行って参ります。また、昔ながらの伝統工芸品の普及継承のため地域人材を活用した文化工芸継承事業にも取り組んで参ります。

 文化財保護事業については文化財審議委員会委員を中心に、国指定重要文化財高良家を核とした各地域に点在している文化財の保護や、新たな文化財の発掘等に積極的に取り組み、観光産業とリンクした事業を展開して参ります。

 また、国指定重要文化財高良家につきましては、首里城火災を受け、出火の際に迅速に対応するため、防災施設整備事業を活用しスプリンクラ-等の防火設備の整備を行います。

 一括交付金を活用した座間味村戦跡及び戦争記念碑等環境整備事業を確実に進め、平和学習の拠点づくりを図って参ります。

 地域に根ざし、地域の特性を活かした教育活動を通し「村づくりは人づくりから」「地域の子は地域で育てる」を基本理念に引き続き地域の皆様のご協力をいただきながら、より良い教育環境づくりに取り組んで参ります。

 

 以上、令和3年度の主要施策を申し上げました。

 これらの施策をより的確かつ効果的に展開できるよう、令和3年度当初予算については、

 一般会計において、 17億5,461万8千円

 特別会計において、 12億0,383万9千円

 総額は、  29億5,845万7千円となっております。

 

 終わりに、村議会をはじめ、村民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、私の令和3年度の施政方針といたします。

 

 令和3年3月9日

 座間味村長 宮 里  哲

 村民の皆さま、並びに本村でお正月を迎えられた皆さま、あけましておめでとうございます。

 座間味村長の宮里哲でございます。

 令和四年の新春を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。

 まず、新型コロナウイルス感染症については、令和3年5月から9月までの約5ヶ月に渡り、沖縄県に緊急事態宣言が発令され、時短要請や不要不急の外出自粛等、一昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた年となりました。

 世界中で新たな変異株が流行傾向にあり、まだまだ予断は許されない状況となっておりますが、本村においては、出来るだけ早い時期に3回目のワクチン接種が実施できるよう現在準備を進めているところであり、村民の皆さまが安心して生活が出来る、観光客の皆さまが安心して訪れることが出来る環境づくりに引き続き取り組んでまいります。

 コロナ禍にあっても昨年は嬉しい出来事もありました。

 一つ目は、5月に開催された東京オリンピック聖火リレーです。感染症の影響を受け、日本全体で規模が縮小される中、本村においては古座間味ビーチにてサバニを用いた聖火リレーを無事に開催することができ、後世へと残る貴重な出来事となりました。

 二つ目は、11月1日に新高速船「クイーンざまみ」が就航したことです。クイーンざまみ3に代わり、これから住民の皆さまや観光客の皆さまの夢や希望を乗せ、いつまでも愛される船となるよう、安全運航とサービス向上に引き続き努めてまいります。

 さて、今年は沖縄にとって新たなスタートの年となります。1972年の本土復帰後50年が経過し、現行の沖縄振興特別措置法が3月末で期限を迎えることから、新たな沖縄振興計画の策定並びに新法の整備に向けた議論が現在最終局面を迎えております。新たな沖縄振興計画のもと、座間味村の更なる高みを目指して、職員一同、引き続き尽力してまいります。

 令和4年は明るい年となるよう、アフターコロナを見据えた行財政運営にも積極的に取り組んでまいりますので、皆さまのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、一日も早く本村に平穏な日常が訪れるよう、村一丸となって手を取り合って頑張ってまいりましょう。

 超高齢化社会の到来や新型コロナウイルス感染症など、目まぐるしく変化していく厳しい社会情勢ではありますが、私は子供からご高齢者の皆さま、すべての村民の皆さまにやさしい村づくりとあわせて、事業を受け継ぐ人や、起業したい人が夢を持てる地域づくりにもこれからも積極果敢にそして粉骨砕身取り組んでまいります。

 皆さまにとりまして、新しい年が幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 令和4年1月1日 座間味村長 宮里 哲

 

 

 

 

プロフィール

2013/1/17

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宮里 哲 みやざと さとる

生年月日 昭和42年8月22日生
座間味村出身

【学 歴】
座間味中学校 卒業
沖縄県立小禄高等学校 卒業
第一経済大学経済学部経営学科 卒業

【役 職】

沖縄県町村会副会長               南部市町村会会長
沖縄県離島振興協議会会長    沖縄県過疎地域振興協議会会長
南部振興会理事長        南部離島町村長議長連絡協議会会長
全国観光地所在町村協議会理事  県市町村共済組合理事・組合会議員
県自治会館管理組合監事     那覇ロータリークラブ名誉会員
 

【職 歴】
平成 6年7月  座間味村役場採用
平成15年4月  沖縄県庁へ出向
平成18年4月  総務課 係長
平成19年4月  総務・企画課 係長
平成21年4月  産業振興課 係長
平成21年4月8日  座間味村役場 退職
平成21年6月1日  座間味村長就任

平成25年6月1日  座間味村長再任

平成29年6月1日  座間味村長三期目再任

令和3年6月1日 座間味村長四期目再任

妻と二女一男

【趣 味】
農業、マリンレジャー