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ざまみ便り

2020年10月

海神祭

2020/10/4

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旧暦8月の海御願  座間味では10月3日(土曜日)開催。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の為縮小し開催されました。

 

 

海神祭(うがみまつり・かいじんさい)は、祝女を祭司として海神を祭り、豊作豊漁、航海安全を祈る奄美群島や沖縄諸島の年中行事です。

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座間味のいびぬめー(座間味港近くにある海神宮。大きな赤い鳥居)には大漁旗が飾られます。

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まず 座間味港で向こう1年間の航海安全と大漁を祈ります。

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福禄寿がいびぬめーに到着。

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神女と太鼓の音でエイサーを踊ります。

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座間味青年会の若者達は航海安全を祈り、お礼をして港に向かいます。

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御願(うがん)バーリーに出発。(今年はハーリー競争は中止)

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阿佐地区でも厳かに海御願。「五穀豊穣」「海上安全」の旗がなびきます。

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お宮には海関係の島人がお酒の奉納に来てくれます。

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阿真地区の海御願。

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祭壇にはお祝いのお魚・お酒・ミキ(神酒)・お祝いがお供えされます。

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阿真の港は綺麗な夕焼けでした。

 

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「中秋の名月」

沖縄では旧暦八月十五日は十五夜(じゅうぐやー)と呼ばれ、フチャギというお餅を作ります。

 

餅の白は月  小豆は星(星を表す小豆は子ども)  豆がついていると子孫繁栄できるとされる縁起物。  小豆には魔よけの意味も込められています。

フチャギを仏壇やヒヌカン(台所にみる火の神様、かまどの神様)にお供えします。

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十五夜には五穀豊穣と健康で過ごせる事、沖縄の自然の恵みを美味しく頂けることに感謝する

お月見の時間です。

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座間味の港では、あみじけー(追い込み漁)で獲ってきた魚を慣れた手つきで捌いています。

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この魚は10月3日の海御願(うみうがん)で奉納します。

「海御願」とは1年を感謝し、今後の豊漁、航海安全、家内安全、五穀豊穣を祈願するものです。

 

 

 

和2年度めんそーれ沖縄クリーンアップキャンペーン表彰式。

  

めんそーれ沖縄県民運動推進協議会主催のクリーンアップキャンペーンに

・座間味ダイビング協会 ・座間味マリンレジャー協会 ・あか・げるまダイビング協会が受賞しました。皆さんの地道な活動が評価された事は嬉しい限りです。

 

本来であれば那覇で8月18日表彰式開催の予定でしたが、コロナウイルス感染拡大防止の為本日10月1日 座間味村役場での授賞式となりました。

 

一般社団法人座間味村観光協会 谷口事務局長から挨拶

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座間味村  宮里村長から喜びの挨拶

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一般社団法人座間味村観光協会 阿武会長からそれぞれに賞状が授与されました。

 

・座間味ダイビング協会 

2002年3月 ダイビング事業者の増加に伴い意見等を調整する組織が必要なのと環境保全保護の為設立。珊瑚礁保全活動(ニヒトデ駆除・ブイ設置・休息期間指定)海浜清掃活動や港湾施設の清掃作業に取り組んでいます。ダイビングポイントの保全の関する啓蒙活動も行っており、阿嘉島東側、安室島東側にあるダイビングポイント「北浜」「ウフタマ」に代表される船の隻数及び回数制限を行いダイビングによるポイントのダメージを最小限に抑える努力をしています。

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・座間味マリンレジャー協会

2012年5月 座間味島で海浜と水面を利用している事業者の会です。自主的に海域・海浜の利用ルールを取り決めCSR活動(企業の社会的責任)を率先垂範するべく設立。毎月無人島及びビーチでのビーチクリーンを実地しています。

活動報告書をみて「無人島の漂流ごみの量がとてもすごい量で驚きました。こんなにも多くのゴミを毎月回収していたのですね。素晴らしい活動で、この活動のお陰で海の綺麗さが守られているんだなあと感謝いたします。」と言って頂きました。

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ネイチャーランドカヤックス  佐野協会会長

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・あか・げるまダイビング協会

2001年 座間味海域で大量発生したオニヒトデの発見は非常事態ともいえるものでした。これまでもオニヒトデ駆除は継続的に漁協と協力しながら行ってきましたが、さらなる駆除活動が必要になり、このタイミングで協会が立ち上がりました。ダイビング事業者として島の住民として、ボランティアではなくプロとして、週当番制による保全活動、リーフチェック等でのデータ作成などの作業を行っています。啓発活動の一環として、地元の子供達とのナイトスノーケリングでのサンゴの産卵観察、体験ダイビング、サンゴの植え付け等を行っています。この子供たちが将来、親と同様の日常的な保全活動を続けていけるような環境作りを目指しています。

 

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皆さんの日頃の活動に感謝します。

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